色々な病気の例
ドクターショッピングとまではいかないけど、休職して時間が出来てから、色々な病院に通った。忘れないように、これも記録しておきたい。
まとめ
・心療内科三件分の感想
・睡眠外来と過眠症の診断条件
・カウンセリングの感想
・心療内科・・・3件
なんとかメンタルクリニックとか、そういうところだ。
最初に駆け込んで、診断が上手くいかず、違う症状向けの薬をもらったところ。
とりあえずAにしよう。
Aはマンションの一室で開業していた。隣も病院だったような、アロマテラピーだったような…
部屋中にローズ系のアロマの香りが満ちていて、待合室(マンション的には居間)にテレビとソファがあった。紙のテストは最初の一枚だけ。
Aの先生はかなり特徴的なまったりした喋りをする人で、診察室として使われる個室も、アロマの香りが満ちて、造花のバラや人形が飾ってあった。
私の言うことを一切否定せずに、肯定的な言葉のみでやり取りする。
優しい人だな、とは思った。でも診断は間違ったまま方向を変えようとしないし、その薬は効くわけもなく、無言で転院した。
それなりに、人は来ていたのかもしれない。
次はB。Aからの転院先。ここはかなりあっさりした先生で、会社からの金も貰えるものならもらっとけって感じだし、分からないものはわからないですから、と言い切る先生だった。
初回が時間外だったにも関わらず私を診てくれたことから、結構信頼していて、
様々な紙のテストを受けさせられて、ちょっとずつ病状を絞り込んでいってくれた。
おかげ様で、なんとか症状が落ち着いた。結局ここをメインの心療内科にしている。
見ていると、女医さんだからか、私服の女性が多くてとても心療内科には見えない。
でも、みんな、辛いんだろう。
最後のCはBでいつまでたっても症状が確定しない苛立ちから、セカンドオピニオンとして一回だけお世話になった。友人お勧めの院長先生の予約を取るのが至難の業で、予約の一か月後に診てもらって、結局セカンドオピニオンだしね…と症状の断定はしてくれなかった。
この時期はかなり睡眠が不安定で、日中に寝る(もちろん夜も寝る)ことが多くて、それを伝えると睡眠外来を受信するように言われた。
・睡眠外来・・・1件
睡眠外来、馴染みのない単語かもしれない。不眠症や過眠症、睡眠リズムの乱れ等を主な診療担当とする病院で、診断の調子なんかは心療内科に近い。
私は過眠症気味で、昼間眠くて眠くて仕方がなかったから、そちらにお世話になったのだけど、結局薬等で治療をしてもらうには至らなかった。
うつ状態の時は睡眠リズムが乱れることが多く、「二週間以上その薬を絶たないと睡眠以上とは診断できない」と言われた。
通常お医者さんや、薬局では睡眠導入剤等と対極にある”覚醒する薬”はないことになっているけど、その手の薬は実在する。
でも過眠症は稀な疾患であるため、一定の審査に通った者にしか処方が出来ない。
診断は以下の通り。
・東京の場合代々木にある検査施設で夕方から翌夕方までの泊り検査を受ける。
・予約は一か月以上取れない、費用は3万円ちょっと。
・個室で夜寝た後の翌日が検査で、二時間に一回寝るように言われる。そこで規定時間(5分?)内に寝ていることが規定回数以上確認できて、夜間睡眠に異常がないこと。
その条件を満たせば、晴れて過眠症患者だ。
結局、鬱が治って仕事に復帰したタイミングで、カフェインが効かず昼間の眠気に悩まされるようならもう一度来てください、とのことだった。
私は面倒なので、今は薬局で買える薬でどこまで覚醒し続けられるか試している。
もしこの条件をクリアできそうで、昼間の過度の眠気に悩まされているなら、一度くらい受診してもいいかもしれない。
・カウンセリング・・・1件
ここが一番長期で通っている。
現状を話す人すらいなかった私には救いだったし、精神療法に裏付けられた様々なドリルのような対処法を提案し、一緒に実践してくれる。
保険適用外なので、かなり財布には痛手だけど、もうしばらく通うつもりでいる。
カウンセリングは胡散臭いところが多いし、できれば友人知人の紹介があるところがいいと思う。また、すぐに効果が出るものでもないし、費用対効果は薬より決していいとは言えないから、あまりお勧めはできない。
でも、人生の岐路に立たされていると感じる時は、彼らの助言は有用に感じることもあるので、アドバイザーとしての立場でいてもらうのが妥当かな…なんて思っている。
色々な病院にいった。
でも数か月たった今も、寛解しているとは言いがたい。
出来ることなら、トイレの床で泣きながら転げまわる前に、何らかの対処をしておきたかったと思っている。